お花コラム

グリーンパワープロジェクト

先日日典ラサはなみずきのオープニングイベントがありました。その際、少し弱っているけれど根気よく育てると復活するB級アウトレット商品をいくつか販売しました。5日間のイベントでなんと全て完売しました。

その中でも、1人のお客様は葉のあまりついていないハナキリンを見て、「茎が茶色になっていないからもう少し暖かくなれば、葉が出て来て夏過ぎには花が咲くわよ。」と、とても植物に詳しい方でした。その方は、良い花を買って楽しむのも良いけれど、少し弱っている植物の方が育てがいがあると沢山ご購入いただきました。

私は、その方の話を聞き植物も人間や動物と同じ一つの大切な命だと痛感しました。

グリーンパワープロジェクト

私も弱っている花を復活させたい!と翌日からグリーンパワープロジェクトと称し、さっそく始めました。しかし、何故弱ってしまったのか原因を突き止めず、ただただ水と栄養剤を沢山あげ、数日後枯らしてしまいました。私は植物の奥深さを痛感し、枯らしてしまった原因を調べてみました。すると、水のあげすぎが原因の根腐れで枯れてしまった事がわかりました。そして、花を復活させるには、弱ってしまっている原因を突き止める事が復活への道と知りました。今回は、植物が弱ってしまう原因と復活方法について紹介します。

水やりの仕方

土の表面から異臭がする場合、水のあげすぎが原因で根腐れを起こしている可能性があります。一度根腐れした根は復活させる事は難しいので、はさみ等でカットし、植え替えをしましょう。

葉の表面が変色や乾燥している、全体的に弱っている場合、水不足の可能性があります。変色している葉は取り除き鉢底から水があふれ出るまでたっぷり水をあげましょう。

日差しの量

直射日光に浴びすぎると葉の表面が乾燥し変色する葉焼けの可能性があります。一度葉焼けをした葉は、復活することはないので全て取り除き明るい室内に移動しましょう。日の当たらない所や、今までの温度と急激に変化する所に移動するとさらに弱ってしまうので注意してください。

特に観葉植物で弱ってしまう原因が日光の不足する室内で管理を行い、葉が黄色に変色し、落葉をしてしまうことです。変色した葉は全て取り除き、日の光の透けるカーテン越しの明るい部屋に移動しましょう。

 

栽培環境

玄関先や窓際など温度変化の激しい環境で、冷たい外気や暖かい空調があたり続けると、冷たい外気の場合は全体的に弱ってしまい、暖かい空調の場合は、葉が変色してしまい乾燥してしまいます。日中以外は、冷気や空調のあたらないところで管理しましょう

根詰まり

ずっと同じ鉢で育てていると、鉢いっぱいに根が成長し、必要な栄養がとれなくなってしまいます。いくら水をあげていても、鉢がすぐ乾いてしまうので、鉢が根から飛び出ていたら植え替えをしましょう。

皆さんもグリーンパワープロジェクトをはじめてみませんか?3月21日の日典ラサはなみずき人形供養イベントの際に花市を開催しますので是非お越しください。